大パパに会いに、秋の空へ


父は私の息子をとてもかわいがってくれた。
だから息子もおじいちゃんが大好きだった。
残念ながら3歳のころにお別れがやってきてしまったけれど。

秋、空がきれいになると思い出す。
「大パパに会いたい」と泣く息子に、困って口から出た言葉。
「大パパはお空に引っ越したの。いつも上から見守ってくれてるよ」

今は反抗期で「うるさい」「めんどくさい」しか言わないけれど、
君のやさしい心はそのままだとわかってるよ。

「じゃあぼく、雲にのって大パパにあいにいきたい」

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