Q103.小学5年生女子。仲間外れをさせないために親はどうする?
小学5年生の娘がいます。仲良し4人でいつも遊んでいるのですが、そのうちの1人が最近、遊びを途中でやめてしまったり、時には何も言わずに帰ってしまうのだそうです。
何回も続くので、「自分勝手だから一緒に遊びたくない」と、今は3人で遊びはじめているようです。
仲間外れにしてしまうのでは、と心配なのですが、娘とどのような触れ合いをすればいいでしょうか?
A.「あの子の気持ち」に気づけるサポートを
3人だけで遊ぶというのは、一見仲間外れのようで心配ですね。
しかし、娘さんがお友だちとの出来事を話してくれるのは、親子で信頼関係ができているからですね。
娘さんの気持ちをよく聞いてあげましょう
この年代は、目が外を向いていて、自分のことよりも回りのことが気になる時期です。ですから、仲間意識も深まり、自分勝手な行動をしてはいけないという批判力も出てきます。これは、世の中のあり方を子どもなりに理解し、成長しようとしている姿です。
まずは、お友だちが帰ってしまったり、楽しい遊びがストップしたりという娘さんの切なさ、もどかしさを、じっくりと聞いてあげてください。
お母さんが、娘さんの立場に立って話を聞いてあげると、心が安定し、人の行動には必ず理由があると、気付いていくことができると思います。
子どもの社会性は家族の信頼関係から
自分が聞いてもらった安心感から、今度は、娘さんがお友だちの立場に立って考えたり、皆と仲よく遊ぶためにはどうしたらよいかなどを、自分たちで話し合うようになります。これが、主体性、社会性の芽となっていきます。
また、このことを通して、お母さん自身が人との付き合い方や、日頃の行動を振り返るいい機会にしていきましょう。
お友だちのことを心配できる、やさしい思いやりのあるお子さんに育てたいと思っているお母さん、素敵ですね!