Q105.なかなか行動を始めない息子にイライラが募ります
中学2年になる男の子の母親です。やらなければいけない事をなかなかやろうとしません。
「宿題があるんじゃない?」「宿題なんかやる意味ないんだ」
「歯を磨かないとね」「歯は磨かなくても俺は虫歯にはならないもん」
などと減らず口ばかりを言ってきます。どうしたら、お互いイライラしないで済むのでしょうか。家庭の空気も最悪になります。
A.信じる気持ちがお子さんを成長させるはずです
家庭の雰囲気を大切にして、子どもとのふれ合いに一生懸命に努力している素敵なお母さんですね。
不安定な思春期は成長の証
なかなか一筋縄ではいかないのが思春期を迎えた子どもたちです。でもそれは、
「ぼくはもう大人!子ども扱いされたくない」
「自分の考えに従って行動したい」
という心が育ってきた証拠です。その反面、自分の未熟さもわかり、人からどう見られているかが気になり、でも認めて欲しくてたまらない。そんな不安定な時期なのです。
また身体的にも著しく成長する時ですが、内臓器官の発達がそれに伴わないためにアンバランスで疲れやすいので、外で頑張っている分、家でイライラする態度を出す場合もあります。その特徴を親のほうが理解してあげ、まずはそのままを認めてあげることが大切です。
まず、子どもの考え方を認めてあげて
「宿題はやらなければならない」「歯を磨いた方がいい」ことは本人が一番わかっていることです。減らず口を言ってくる心の奥では、
「自分で考えて行動するから、子ども扱いしないで見守っていて!」
と叫んでいるのかもしれません。親はいろいろ経験をふんでいるので、今やるべきことは、今やったほうがいいと親の考えを子どもに押しつけるものです。子どもの幸せを願い、よかれと思って言うのですが…
子どもには子どもの考え方、やり方があるのです。