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Q193.娘のお付き合いしている方が同性の方でした。多様性と言われるこの時代に親としてどうしたらいいでしょうか?

20代前半の娘の相談です。先日、付き合っている人がいると言われましたが、相手は女性でした。娘にとっては、初めてのお付き合いとのことです。娘の気持ちを認めたいと思いつつも、将来のことを考えると、色々と心配になってしまい、肯定する気になれません。多様性と言われるこの時代ですが、何が良くて何が悪いのかわかりません。それ以来、娘との関係も冷ややかな感じです。どう考えたらいいのでしょうか?

A.信頼関係があるからこそ、お母さんに告白してくれたのですね。

お母さんは、娘さんの告白を受けて複雑な心境でいらっしゃるのですね。「娘の気持ちを認めたいと思いつつも、将来のことを考えると心配で…」の言葉から、娘さんを案じる親心が痛いほど感じられます。それは娘さんのことを大事に思えばこその心ですね。

確実に言えるのは、娘さんはお母さんを信頼しているからこそ、正直に言ってくれた、ということ。すでに親子の信頼関係がある証しです。

無理矢理に肯定しなくては、ということではなく、「今、あなたはそうなんだね」と、ありのままを受けとめるところから始めてみませんか。

まずは、娘さんの意見を尊重してみては。

そもそも人を好きになるのに、理屈は存在しないのでしょう。「私がたまたま好きになった人が同姓だった・異性だった」ということではないでしょうか。その「同性が好き」にも、友達として好きなのか、恋愛対象として好きなのか、それは本人にしか分かりません。一人の人間として、娘さんの考えていることを尊重してあげることが大事です。

娘さんにとって初めてのお付き合い、ということは、今まで気づかなかったことに気づいたり、体験して学んだりすることがたくさんあると思います。そうして、みんな少しずつ大人になっていくのですね。

娘さんの心を受け止めるために…。

あなたが本当に引っ掛かっているのは、どこの部分なのでしょう。多様性の意味合い・同性愛、が理解できないのだとすれば、知っていくことも必要かと思います。

あまり先のことを心配し過ぎずに、今の娘さんを認めてあげてほしいと思います。たとえ受け入れられなくても、受け止めるだけでも、娘さんとのコミュニケーションが和やかになるのではないでしょうか。

決してお母さん一人で抱え込まずに、あなたが信頼できる人に心の内を聞いてもらいながら、娘さんとの関係を築いていってください。

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