教育理念
当研究所では次の2つの理念をもとに活動しています。
1.子どもに学ぶ家庭教育
「子どもに学ぶ」とはどのようなことでしょうか?
どんなに幼くても子どもは一人の尊い人格。
その子なりに自分の考え、意思を持っています。
親は「こうなってほしい」「ああなってほしい」という思いが強いので、
どうしても自分の考えを押しつけてしまいがちです。
でも、その前に子どもの思いを聞いてみましょう。
親の考えとは違うその子の考えがあることがわかるはずです。
子どもが今何を考えているのか、何に興味を持っているのか、
どんなことを求めているのかを知る、ということ。
そして、子どもの姿をとおして、親が自分の触れ合いを振り返ること。
それが「子どもに学ぶ」ということです。
子どもに学ぶことによって、親が人間として一回りもふた回りも大きく成長できるのです。
2.家庭教育は親子の共育である
「家庭教育」というと、親から子へ何かを教えるというイメージがありませんか?
だからこそ親は「こう育てなければ」「これもしつけなければ」と
一生懸命に子どもに教えようとします。
ところが現実はなかなか思うようにいかず、
イライラして子どもに当たっては、そんな自分に情けなくなって
落ち込んだり悩んだりすることもあります。
でも大丈夫。
子どもが生まれて初めて「親」という立場になるのです。
子どもが1歳なら親も1歳。
初めから立派な親になろうとしなくていいのです。
それよりも、思い悩みながら精一杯生きていくことが価値のあることです。
家庭教育は親から子への一方的な教育ではなく、 親子が共に育つ親子の共育です。