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Q171.「ごめんなさい」が言えない子どうしたらいい?

コロナ禍で外出が難しくなり、子ども達は、家でボール遊びをすることが多くなりました。遊びが激しくなり、5歳の兄が弟にボールをぶつけて泣かせてしまうことがあります。その時に「ごめんなさいは?」と促すのですが、目をつぶり、固まります。その姿に気が抜けるとともに、また始まったとイライラもします。ごめんなさいが言えるようになるにはどうしたらいいでしょうか。

A.日頃のお母さんや家族の姿を通して、形のない心を学びます

コロナ禍で生活が制限される中、お母さんが息子さん達に一生懸命接している姿が伝わってきました。気が抜けたり、イライラしたり、毎日頑張っていますね。

大人は、ついつい「しつけ」として、「ごめんなさい、ありがとう」を教えたくなります。それは、お母さんが「ごめんなさい、ありがとう」の大切さを知っているからです。人間として、悪いことをしたら謝る、何かしてもらったらお礼を伝える。それによって人間関係が構築されていくことも大人は知っています。では、子どもはどうでしょうか?

ごめんなさいは、相手の気持ちが分かり、素直に謝れる心。ありがとうは、嬉しさや喜びを伝えられる感謝の心。どちらも素敵な言葉ですね。しかし、子どもはやったことがないこと、見たことがないことはできません。このような形のない心を育てるには、お母さんやご家族の姿から学ぶのです。お母さんは、日頃から失敗した時や間違った時にごめんなさいと言えているでしょうか。

両方の話を聞いて一緒に謝るところから始めてみましょう。

目をつぶり、固まるとのことでしたので、日頃から折を見て、ごめんなさい、ありがとうは、どんな時に使うのだろうかと伝えてみるのもいいかもしれません。最初はできないかもしれませんので、一緒に謝るところから始めてみましょう。

もう一つは、兄弟で何か起きたときは、両方に話を聞いてみましょう。ボールもぶつけたくてぶつけたわけではないかもしれません。相手が泣いているとそちらに目がいき、お兄ちゃん、お姉ちゃんを叱りがちです。状況や気持ちを尋ねてみることも大切です。

まずは、お母さんがお手本となって、お子さんたちと一緒に成長していきましょう

しつけは、何気ない日常の中で根気よく繰り返していく事で身についていきます。

お母さんがモデルとなって手本を見せていく事が効果的ですが、焦らずゆっくりお子さんと一緒に成長していきましょう。

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