【講座】現代をさまよう子どもたち
開催日:2014年9月16日
会場:栃木青少年センター(アミークス)
2014年9月16日(火)、とちぎ青少年センター研修室において、文部科学省、栃木県教育委員会、宇都宮市教育委員会、下野新聞社、公益財団法人日本ユニセフ協会のご後援をいただき、家庭教育公開講座を開催いたしました。
宇都宮家庭教育研究所共催のもと回を重ねて参りましたが、このたび地方講座で初となる4回目の開催を迎えることができました。『現代をさまよう子どもたち』をテーマに、「子どもたちは、本来もっと人間らしく生きたいと願っているにも関わらず、どう生きて行けばよいかわからずに心が安定しない子どもたちが増えている」と、現代の子どもの様子に触れ、親の私たちが日頃どのくらい子どもの思いを感じ取って触れ合っているか、日常生活の事例を交えながら、丸山講師が研修いたしました。
研修後の質疑応答では、不登校の子どもとの触れ合い方についての質問や、祖父母と孫との関わり方のほか、自分の子どもの悩みだけでなく周りの方から「ぜひ聞いてきてほしい」と頼まれたという方の発表があるなど、積極的なご意見をいただきました。最後に、受講された皆さまへ二平所長より、修了証書が手渡され、閉講いたしました。
地元の皆さまには、当日の会場設営や案内等、多大なるご協力とご尽力をいただき、誠にありがとうございました。地域に根ざした講座になりつつありますが、当日はお陰様で100名のご参加をいただきました。これからも、青少年育成に対する皆さまの努力と熱意が、益々この地に広まっていくことを願っております。
参加者の声
反抗期の娘に悩んでいましたが、本人も学校で色々なことがあるようなので、私も落ち着いてもっと話をきいてあげるように努力したいと思いました。
今回初めて参加させていただきました。私には、まだ子どもがいないので何とも言えませんが、丸山先生の話を聞いて、自分が子どもの頃を思い出しました。「あんなこともあったな、こんなこともあったな」と、思いながら聞いていました。自分に子どもができたら、先生の話、言葉を思い出しながら子どもに接してあげようと思いました。貴重なお話を有り難うございました。
2年前、この場所で丸山先生のお話を聞かせていただき、その頃の自分は不登校になったばかりの娘を抱え、どうしていいか分からない毎日でしたので、お話の中で考えさせられることが多々あり、自分を見直しながら講座を受けていました。最後の質疑応答で思いきって手をあげ、「旦那さんにお茶を出してあげることから始めてみては」と、アドバイスをいただき、じつはすぐには実行できずに過ごしていましたが、いつも先生からいただくたくさんの言葉を心において主人や子ども達と接していく中で、何かが少しずつ変化し始めていると感じるようになりました。特に、自分に余裕を持つことができている気がします。今日学んだこともまた心において、家族関係がよりよくなっていくような毎日を過ごしていけたらと思います。
講座ありがとうございます。本日の講座で、子どもが親に依存することを学びました。「うるせー」と反発しながらも、色々と私に頼んでくる息子に腹を立てていましたが、そういうものだと分かったので、余裕をもって接していきたいと思います。そして反発されても、めげずにお願いをしていこうと思います。
(2014年10月31日更新)