98.高校2年生の孫娘。冷たい態度が悲しくてなりません
Q.85歳の女性です。同居する高校2年生の孫娘の、私に対する態度が冷たい事に悩んでいます。生まれたときから可愛がってきた二人目の内孫(上は兄)なのですが、中学生になった頃から「お菓子買ってきたから食べなさい」と言っても「いらない」。TVを見ている時に話しかけても「うるさい。話しかけないで」と言われます。日中は私一人で家で過ごしており、夕飯ぐらいは孫たちと会話したいのですが、冷たい態度が辛く、寂しくてなりません。どのように接したらよいのでしょうか。
A.孫というものはかわいいものです。特に生まれた時から共に過ごしてきたのですから、なおさらのこと。ゆえに寂しい思いもひとしおですよね。孫娘さんは、高校2年生ということですが順調に成長していると思いますよ。
小学生の頃は、何でも話していた子どもが、中高生になりますと、第二の誕生期と言って心身共に大きく変化していく時です。
自我、自尊心が強くなり、“私は大人よ、うるさいこと言わないで!”と自分で考えて自分で行動したいという態度に変化していくのです。
しかし、経験も不足で、心の奥底では“誰かによりかかりたい。でも子ども扱いされたくない”という中で、イライラしたり、ちょっとしたことでもプチンと切れやすくなるのです。特に指示命令を嫌うので、「お菓子食べなさい」ではなく「お菓子あるけどどう?」とか「今、話しかけて良い?」などと相手を尊重する触れ合いを心がけていきましょう。
とにかく認めてもらいたい時ですから、何かの時に「がんばっているね!」とか「優しいね」と褒めてあげるのも大事なことです。
孫娘さんがおばあちゃんに遠慮なく言ってくれるのは、それだけ信頼関係が出来ているからではないでしょうか。
それは、幼児期に祖母として正しい触れ合いをしてきたからだと思います。
どうぞ揺れ動く孫娘さんを温かく見守ってあげて下さい。きっと孫娘さんも優しく応えてくれると思います。