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05.孫を甘やかす義母に困っています

Q.同居する義母は、5歳の長男にせがまれるとご飯前でもお菓子を与えます。私はわがままな子に育てたくありませんし、たくましく育ってほしいと願っているので、ご飯前にお菓子は与えませんし、転んでもせいぜい「大丈夫、痛くないよ」と言うぐらい…。家庭での子どもの教育に一貫性がなくてもいいのでしょうか。

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A.この時期の子どもには「自立心」を育てるためのかかわりが必要です。社会性を身に付けていく上でも、かかわり方はとても重要なことです。我慢のできる子に育てることも、その一つです。我慢させる一方で、甘やかしていると、子どものためになりません。あなたが感じているように、一貫した教育方針を持って子どもと向き合うことが大切です。

そのためには、お義母さんとよく話し合いましょう。とは言っても、相手を悪く思っていると、どんなに言葉づかいに気をつけても、その心は伝わるものです。あなたの場合も、「お義母さんのやっていることは困る」という思いが伝わり、人間関係をこじれさせかねません。それでは、かえって子どものためになりませんね。

まず、お義母さんの行ないを善悪で裁くのではなく、お義母さんは孫がかわいくて仕方がないのだと受け止めましょう。お義母さんの子どもに対する愛情を認められる自分になりたいと願うことです。その願いを持って、お義母さんと話し合ってみてください。

勇気を少し出して、「いつもかわいがってくれてありがとうございます」と伝えましょう。その後で、「お義母さん、お願いがあります。子どもの自立心を育てるために力を貸してほしいのですが…」と話してください。命令調にならず、謙虚に頼めば、きっと分かってもらえるはずです。孫に対する愛情は、あなたと同じくらい大きいのですから。

Point1.親が変わった分だけ子どもは成長する
子どもがお菓子を我慢することは”至難のわざ”。子どもに我慢させたかったら、お母さんも”至難のわざ”に取り組まなければなりません。子どもが変わるのはお母さんが成長した分だけなのです。

Point2.まず一歩を踏み出す
義母との人間関係が悪くなるかどうかと悩むより、まず話してみることです。取り越し苦労だったということもありえます。思い通りの返事をもらえなくても、話しができたことが「成長」です。

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