Q155.子どもたちとテレワーク中の主人に挟まれ息が詰まってしまいそうです
新型コロナウイルスの影響で、主人がテレワークをしています。これまでは3歳と5歳の子どもを幼稚園に預けている間、私も飲食店でパートをしていましたが、店の経営悪化により辞めさせられてしまいました。幼稚園から帰宅した子どもたちが家で遊んでいると、主人が「俺は仕事中なんだ。静かにしてくれ。」と怒ります。私はこのままでは息が詰まってしまいそうです。どうしたらよいのでしょうか。
A.お子さんとご主人の気持ちに寄り添える素敵なお母さんですね
3月に緊急事態宣言が出されて以来、生活様式が大きく変わりました。仕事のこと、生活のこと、育児のこと、たくさんの変化に戸惑いながらも、お子さんたちを育てご主人を支えているあなたは素晴らしいお母さんですね。でも、このままでは息が詰まってしまいそう、というお気持ち、とてもよく分かります。
ご主人の仕事の大切さも分かる、自由に元気に遊びたい子どもたちの気持ちも分かる、どちらの気持ちも分かるからこそ悩まれ、その狭間で自分のストレスがたまりどうしたらよいのかと切なくなりますね。
それぞれの思いを素直に出し合う
まずは、今の状況をありのままに伝えてみてはいかがですか。
お子さんに対しては「パパが電車に乗らないで家でお仕事できるのは有難いね。家でお仕事を頑張れるように応援しようね。〇時までは静かに遊ぼう」などと伝えてみましょう。外で遊べる時は近くの公園などに行き、お母さんも気分転換できるとよいですね。
ご主人に対しては、子どもは健康で元気だからこそ家で静かにするのが難しいこと、仕事の邪魔にならないようにはどうしたらよいか、また仕事が終わったら、パパとして、子どもたちにして欲しい事なども率直に伝えられるとよいですね。在宅で仕事をしているとオンとオフの切り替えが難しいと思います。ご主人も、仕事環境の変化によって心にモヤモヤが生じているかもしれません。お互いの気持ちを素直に出して、理解へつながるとよいですね。
そのうえで、ご夫婦で、平日と休日の時間の使い方などを具体的に話し合ってみてはいかがでしょうか。そしてお子さんの思いも聞かせてもらいましょう。子どもなりにしている努力がみつかるかもしれません。
ひとりで悩まずに話を聞いてもらうことも大切です
いつ終わるかもわからないコロナ禍にあって、お互いに我慢し続けるということは、難しいことですし、とても苦しいことです。折にふれ、パパの思い、お子さんの思い、ママの思いを話し合いましょう。
それでもお母さんの気持ちがモヤモヤする時は、一人で抱え込まずに、誰か信頼できる人に話を聞いてもらいましょう。会うのが難しければ、電話やオンラインツールを使う方法もあります。当研究所も相談電話を受けつけていますのでいつでもお電話ください。