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Q186.思春期の息子とコミュニケーションが取れずイライラ。どうしたらいい?

中学2年生男子の母です。思春期の子どもの言葉の乱暴さ、冷たさにイライラします。そっけないのは日常ですが、少し聞き返しただけで「は?何言ってんの?」とか、「じゃまなんだけど」などと言われ、ブチ切れそうになります。疲れてくると(やってられない!!)という気持ちになります。ママ友と会う機会も減り、吐き出す場もなく煮詰まります。こんなイライラしたまま、どんなふれあいができるのでしょうか。

A.反抗的な態度をとるのは成長の証=自立の芽です

あなたの「息子の言葉の乱暴さ、冷たさにイライラします」というお気持ちがよく伝わってきます。と同時に「息子とよりよい触れ合いがしたい、よい関係性になりたい」と願う心の奥の声が聞こえるような気がします。

客観的にみると、中学2年生・男子は思春期真っただ中、反抗的な態度をとるのも成長の一つ=自立の芽、と捉えることができます。決してお母さんが嫌いになって、そういう態度をとっているのではないのです。とはいえ、我が子となると「もう少し優しく言ってくれても…」と思うのが母親としての心情ですよね。そのような気持ちをママ友と会って話す機会でもあれば、「うちだけじゃないんだ」と安心したり、ご自分のストレスも吐き出せて、少しはスッキリできるのに…と思う昨今の状況も理解できます。

イライラする私の気持ちはどこから…?

「こんなにイライラしたまま、どんなふれあいができるのでしょうか。」ということですが、ブチ切れそうになった時は、‟一旦その場を離れて、冷静になるまで距離をおく”というのも一つの方法かと思います。

冷静になったら、まず①なぜ私はイライラするのか、を考えてみましょう。息子さんを心から愛し、心配しているからこそ、冷たくされるとイライラしてしまうのかもしれませんね。

次に②相手は何故そう言うのか?を考えてみましょう。例えば「は?何言ってんの?」の言葉の奥には、「いちいち確認してこなくても、自分で分かってるよ」という息子さんの思いがあるのかもしれません。 でも、親でも傷つくことはありますね。そんな時は、互いが冷静な時に「私は○○されると傷つく」とか「悲しい」と本人に伝えてみても良いかと思います。

お母さんに反抗できるのは、よい関係が築けているからこそ

あくまでも反抗は成長の一過程です。健全にお子さんは成長しています。気を使わないお母さんにだからこそ、思ったことをパッと言ってしまうのかもしれませんね。そういう意味で、とても良い親子関係が築けているといえます。‟誰もが通過する道”とどっしりと構え、少し離れたところから心を離さず静かに見守ることが、この時期のふれあいのポイントです。

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