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Q172.コロナ禍入社、続く在宅勤務で無気力な自分に不安です。

コロナ禍で就職活動を続け、ようやく入社が決まった会社で、4月に二年目を迎えます。在宅勤務が中心なので、同期や先輩に会えない状況が続いています。最近では、何をするにも無気力になっている自分がいます。何のために働いているのか、会社に務めている意味が分からなくなる時があります。この先どうなってしまうのかが不安でたまりません。

A.深くご自身と向き合われているからこその悩みです。

コロナ禍にあり、社会も大きく変化した中での就職活動、内定をもらい就職されたことがどれだけすごいことか、これまでにないご苦労も様々あったと思います。まずは、その努力と精一杯に取り組まれたことを自分自身で認めてあげてください。

入社当時から在宅勤務が続き、他の社員さんと会う機会も少ない中で、一年間よく頑張ってこられましたね。リアルで仕事をするのと違って人とのつながりも少なく、慣れない職場で、戸惑いや不安も多かったのではないかと想像いたします。会社で自分の力を発揮して頑張っていこうと入社されたのに、思うようにいかないことも多く、果たして自分は会社の役に立っているのだろうか、何のために働いているのだろうか、会社に務めている意味が分からないという疑問が湧いてくるのも当然のことだと思います。その思いの裏には、「社会のために自分の身を使いたい」「会社の役に立てる自分でありたい」という気持ちがあるのではないでしょうか。そうした悩みは、努力して続けて来られたからこそ出てくるものであり、深くご自身と向き合われているからです。

気持ちを整理することで、今必要なことが見えてくるかもしれません。

具体的には、どのような不安があるのでしょうか?

仕事に対する結果でしょうか。先輩になることへの不安でしょうか。対人関係でしょうか。自分自身が何を感じているのか、例えば不安要素を書き出すなど、気持ちを整理してみると、今、自分にとって本当に必要なことは何か?が見えてくることがあります。

それは、心を休めリラックスし、お休みをとることなのか、上司や先輩に相談し、自分の気持ちを伝えることなのか、場合によっては、仕事を変えるということも選択肢の一つかもしれません。

今のあなたの模索や発見が、これからを生き抜く支えになっていきます。

次の段階として、「意味があるのだろうか」と思っている仕事に対して、「ここから何を学んでいるか?」「身についたこと、気づいたことは何か?」などを自分自身に問いかけることで発見があると思います。それは、リアルで会えることの素晴らしさでしょうか。このような不安を抱えているのは自分だけではないという気づきでしょうか。このような発見は、あなた自身の経験として、仕事に限らずこれからを生き抜く知恵や支えになっていきます。

人間は皆、誰かの役に立ちたいと思って生きています。昨日より今日、今日より明日と少しでも向上したいと思っています。あなた自身も、今、一生懸命に向き合い模索しながらよりよく生きたいと思っている尊い一人です。オンライン上のあなたの笑顔や挨拶も誰かの癒しとなっているはずです。

私たちはあなたを心から応援しています。

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