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47.携帯電話の扱いをどうすればいい?

Q.携帯電話を持つ中学生が増えています。それに伴って、見知らぬメル友と交流を持って、事件に巻き込まれるケースも増えています。親として、どう対処したらいいでしょうか。

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A.電話やメールで不特定多数の人と交際ができる携帯電話は、便利な半面、大きな危険もはらんでいます。そのことを、きちんと子どもさんに伝えることが必要です。「世の中にはいろいろな人がいて、どんな生活の背景を背負っているかわからないのよ。ましてや携帯電話やメールは顔が見えないでしょ。それに、メールは心にないことも何だって書けてしまうの。そうした言葉を鵜呑みにして、顔も知らない相手と親しくなって、万が一、何か事件が起きたら、あなたの人生に大きな影響を及ぼすのよ」と、メル友といった間柄から、援助交際につながったり、誘拐、犯罪に巻き込まれたりといった事件が多発している現状を、率直に話し合うことです。

その結果、やはり携帯電話を持たせることになった時は、携帯電話を持つ前に、家庭内でルールを決めるべきだと思います。例えば、お小遣いで支払える範囲で利用するとか、それ以上に使用した場合は、電話会社が自動的に通話をストップさせるサービスを利用するとか、ルールを子どもに示せるよう、親自身も知識を得ておくことが必要です。

「所在がわかって安心」と携帯電話を子どもに持たせようと考えている親御さんがいたとしたら、それは大きな間違いです。声は聞こえても、わが子がどこで何をしているかは分かりません。まして、事件に巻き込まれ、犯人に携帯電話を奪われてしまったとしたら、何の役にもたちません。携帯電話を持たせて安心するのではなく、お互いが相手に心配をかけないよう気を配り、連絡を取り合える親子関係を築いていくことに力を注いでほしいと思います。

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