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Q131.毎朝起きられない息子にイライラ。自分で起きるにはどうしたらいいの?

高校1年生の息子。自分で目覚ましをセットするのですが、朝、アラームが鳴っても一向に起きません。しびれを切らし起こしに行きますが、中々起きず毎朝イライラしてしまいます。 いい加減、自覚して自分で起きてほしいのですが、どのようなふれ合いをすればよいのでしょうか?

 

A.高校生期は自分で決めたことを認めてほしい時期です

確かに、お母さんにとって毎朝の忙しい時間のやり取りは一苦労です。 また、その心の奥には、いつまで起こし続ければいいのだろうか?という不満や、このまま自立できないのでは?などといった不安もよぎりますよね。
高校生の時期は、自尊心に敏感で、自分の存在や行動、考え方を認めてもらいたいと強く思っています。さらに自我が発達し、自分のことは自分で対処したいという時期でもあります。

 

 

起きる努力をしている点をみてあげましょう

まずは、「起きられない子」といった見方を、違う角度からみてみましょう。お子さんが「自分で目覚ましをセットする」とありましたが、これは、自分で起きようとする気持ちがある、ということではないですか。小さなことかもしれませんが、それは自立しようと努力している姿です。
ですから、お母さんが、この努力しようとしている部分を見て「自分で起きようとしているんだね。さすがだね。」とその気持ちを認めてあげる、静かに話し合いその後は子どもに任せる、ということも必要だと思います。この子は努力しているんだということを信じて、待つことが大切です。

 

大きな心で見守ることが子どもの成長につながる

さらに、子どもは自分で起きられなくて困ったことが出てきたら、そこでどうしたらいいかと考えるでしょう。「困って」「考える」そして「行動する」といったことが大切なのです。失敗を経験した時、「これじゃだめだな」と自覚し、そこから自主性も育まれていきます。
つい口をはさみたくなりますが、親子で成長できる貴重なチャンスと捉え、大きな心で見守ってあげましょう!

 

【体験談】あるお母さんのふれあいです!!

高校生になっても、起こさないと起きないし、朝からイライラしてしまいます。この状態がいつまで続くのかと不安になりました。そこで、意を決して子どもに私の決意を伝え、朝、自分で起きられるようにするにはどうしたらいいか話し合いました。次の日、アラームが鳴りましたが、子どもは起きてきませんでした。また、鳴りました。でも、起きてきません。私は、起こしに行きたい気持ちをぐっと抑え、お弁当を作っていました。5回目に鳴ったとき、やっと2階から降りてきました。我慢していただけに嬉しくて、「すごいね。よく起きれたねぇ」と満面の笑みで自分の気持ちを伝えました。それからは、だいぶ自分で起きられるようになってきました。たまに、アラームをセットし忘れたり、起きられなくて私が起こしてしまう時もありますが、なるべく口を出さずに待つことを心掛けています。

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