Q130.金魚が死んで大泣きしてしまった息子にどの様なふれ合いをしたらよいでしょうか?
夏祭りの縁日で、5歳の息子と金魚すくいを楽しみました。
家に持ち帰り、餌をあげたり、一緒に水を取り替えたりといった世話もしていたのですが、その金魚が死んでしまいました。息子が大泣きをしてしまい、私も困ってしまいました。生き物の命に対してどの様なふれ合いをしたらよいでしょうか。
A.金魚の世話を通して喜びや悲しみを知る
金魚をすくえた子どもの嬉しい思いを大切にして、お世話の仕方も教えてあげている様子が伝わってきます。丁寧に子育てをされているお母さんだと感じます。
大切に飼っていた金魚が死んでしまったのは、とてもショックなことですよね。それを見て号泣する息子さんは、とても心の優しいお子さんですね。
生き物を飼うということは命の尊さを感じることでもあります
昆虫や動物などを飼うということは、その先に必ず死んでしまうという現実に出会います。幼児は命について、漠然とした感じ方しかできないかもしれませんが、可愛がっていたからこそ感情が動くのだと思います。
そしてそれは、悲しいという心や、命の尊さを感じてもらうチャンスでもあります。「短い間だったけど、うちに来てくれて嬉しかったね。ありがとう」と一緒に土に埋めて拝んであげられるとよいですね。
悲しみを越えて思いやりが芽生える
悲しみがわかればこそ、思いやりも生まれます。
そこから人を思いやる心や愛情が子どもの心に芽生え、豊かに育てられていきます。命の大切さを実感するとともに、情操豊かな思いやりの心が育つでしょう。