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Q128.反抗期の息子にイライラしてしまい、どう接すればよいか分かりません

中学1年生の男の子、部活は陸上部に入り頑張っています。
でも家に帰ってくると、ゴロゴロしながらスマホを見たりしています。定期テスト前でさえいつもと変わらない様子に思わず、「宿題はやったの?」「もうすぐ試験じゃないの?」と聞くと「やってる」「うざいんだけど」など反抗的な態度で部屋から出ていく始末。
反抗期について先輩ママの話を聞いていましたが、実際、目の前にすると、イライラしたり、腹が立ったりしてしまい、どう接してよいのか分かりません。

 

A.家がリラックスできる空間である証です

新しい生活が始まり、息子さんの事を心配して思わず小言を言いたくなりますよね。お母さんから見るとエッと思うような態度ですが、本人は外で頑張ってきた分、家ではホッとしているのがうかがえます。家が安心していられる場になっているという事ですね。

 

 

中学生期は心身のバランスが不安定でゆらぎやすい

中学生期の子供の発達は心身の成長を抜きに考えることは出来ません。身体的には、筋肉や骨格が急激に成長しますが、内臓器官の発達がそれに伴わず体の状態がアンバランスになり、疲れやすいのです。例えるなら大きなダンプカーが軽自動車のエンジンで走っているようなものなので、なんとなくいつもゴロゴロしたくなります。
精神的には、今まで無邪気に話していたのが、中学生期に入ると親から離れて自分の考えに従って行動したくなります。ですから、親に指示や命令されることを嫌います。でも、まだ自分の判断力に自信が持てず心は非常に不安定でゆらぎやすいので、反抗的な言葉や態度が出てくるのは当然なのです。ありのままに出せているのはお母さんのことを信頼しているからです。

 

息子さんの頑張りを受け止めて声を掛けてあげましょう

そして親や先生、友達に認められたいという気持ちが最も強い時期です。試験勉強も宿題もお母さんの思っているようにはやっていないかもしれませんが、「やってる」という息子さんなりに頑張っている姿を受け止めてみませんか?きっと、息子さんが自分で考えて、決めて、行動したいという気持ちが見えてくるでしょう。お母さんの「よくがんばっているね」の一言が息子さんの安心感につながります。その安心感が思春期の心の不安定さを支え、親子の心をつなぐ絆となるのです。

大丈夫!!これは息子さんが自立に向かって歩んでいる証拠です。

 

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