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07.教えても、挨拶がきちんとできません

Q.3年生の息子。「いってらっしゃい」「おやすみなさい」は言えるのに、「おはよう」「おかえり」「ただいま」が言えず、どうしたものかと考えています。そして、ついつい子どもに返事を無理強いしてしまいます。

i-01-07.jpgA.ご夫婦が共働きで、子どもが学校から帰ってきたとき、家にお母さんがいないご家庭に、こうしたことがありがちだと言われています。「ただいま」と帰ってきたときに、「おかえり」と言葉をかけてくれる人がいないと、子どもが挨拶を覚えなかったり、言わなくなってしまうことがあるのです。「挨拶」というのは不思議なもので、「挨拶しなさい!」と叱ったからといってできるようになるものではありません。毎日、お父さんとお母さんが「おはよう」「いってきます」と挨拶を交わしている姿を見ているから、自然と身に付くものなのです。

「ちゃんと教えているし、挨拶だってしているわ。なのに、どうして言えないの?」と思うお母さんがいらしたら、ちょっと胸に手をあてて振り返ってください。挨拶するときに、心を添えていたかな、と。どうですか。子どもに「おはよう」と言うとき、「今日も、あなたに会えてうれしいわ!」「元気で起きられてよかったね」という気持ちで挨拶していますか? 「お母さんと、挨拶するのは楽しいな! ぼくも挨拶しよう」と気持ちが動けば、きっと、挨拶ができるはずです。親が挨拶を続けていれば、必ず子どもも挨拶ができるようになります。だから、安心して、返事がなくても無理強いせずに、「ただいま、お留守番ありがとう!」「いってらっしゃい。楽しい一日をね!」と、心を込めて挨拶を続けてください。

Point.親が姿で示す
子どもは親がしている通りにしかしないものです。「おはよう」の一言にも、心を込めましょう。

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