Q116.自分から始めた習い事を途中で「やめたい」。どうしたらいいの?
小3の娘が、最近、自分から「やりたい」と言って始めたスイミング教室を嫌がります。親としては、始めたからにはある程度泳げるようになって欲しいと願っていますし、このまま通わせたいのですが、どんなふれあい方をすればいいのでしょう。
A.すぐに結論を出そうと急いではいけません
親であれば誰でも、将来のことを心配して、何事も簡単にあきらめるのではなく、何とか頑張って努力出来る子になってもらいたいと願います。 このような時、すぐに結論を急ぐのではなく、子どもとの心を結ぶチャンスの時と受け止めましょう。
親の思いではなく子どもの気持ちに耳を傾けて
スイミングを嫌がる子どもに、親が「何とか続けさせたい」という心で「何が嫌なの?」と聞くと、質問攻めになったり、お説教になったりして、子どもは心を閉ざしてしまいます。 まずは、親の価値観を一旦取り払い、子どもの言葉の奥にある背景を「理解したい」という思いを込めて、「スイミング嫌なのね」「行きたくないのかな」と、優しく子どもの言葉を繰り返してみてください。 子どもが、次の言葉を話し出すまで待ちましょう。自分の言葉で考えて本音を出して、初めて子どもも自分の気持ちと向き合えます。
親子で一緒に考えるプロセスが心を結ぶ
子どもが、自分の心が整理出来ない様な場合は、「お友達の間で嫌なことがあったの?」や「先生が厳しいの?」など、きっかけを作ってあげることもよいでしょう。 何が嫌なのか本音を認識したうえで、子どもが本当はどうしたいのか、親はどんなサポートができるのか、一緒に考えて話し合いをするプロセスが親子の心を結びます。 この事をきっかけに、スイミングに限らず、日頃頑張っている子どもの姿が見えてくるのではないでしょうか。
必要なのは、話を良く聞いてくれる人です。親は子どもの気持ちを汲み取り、サポートすることで、子どもは自分自身で考え解決法を見つけていきます。