Q183.小1の壁が不安です。夫との意識のズレ、どうしたらいい?
4月から小学1年生になる長男と、保育園に通う4歳の長女、2人の子どもを育てる母親です。 我が家は共働きで、フルタイムで働いています。
これまでは長男と長女を同じ保育園に預け、夫と協力しながら送り迎えをしてきましたが、学童は保育園より預かってもらえる時間が短く、長男にさみしい思いをさせるのではないだろうか。また子どもの勉強の面倒、長女の送り迎え、家事、仕事とのバランスをきちんと私自身がとれるのだろうか…。
このような不安な思いを主人に話しましたが、「なんとかなるだろう」とのんきな主人に腹がたって仕方ありません。学校行事など私が休むのが当たり前と思っている様子で、「何かあれば手伝うよ」という言葉に引っ掛かります。
どうしたら夫に、私の不安を同じ目線で理解してもらえるでしょうか?
A.仕事と子育てを両立させたい真剣さが伝わってきます
ご長男の小学校ご入学、おめでとうございます。成長の喜びとともに、生活の変化への不安が頭をもたげているようですね。お仕事と、子育てとの両立の中で、精一杯二人のお子さんに向き合い、努力されている様子が伝わってきます。
小学校入学は、子どもにとっての一大転換期。一番上のお子さんであれば、親御さんにとっても初めての経験ですから、いろいろと心配になるのは無理もないことです。
今、あなたが感じている不安は、「仕事も子育てもきちんとしたい」という思いの現れだと思います。 変化にどう対応しようかと真剣に考えているからこそ、「なんとかなるだろう」というご主人の言葉がのんきに聞こえて腹が立つのではないでしょうか。
これまでも協力しあって子育てをしてきたご夫婦のようですから、ご主人も子育てに無関心なわけではなさそうですね。
ご主人はご主人の目線で、新しい生活を迎える準備をしているのかもしれません。「きちんと」の基準が違うということもあるでしょう。
ご主人との気持ちのズレを縮めていく工夫をしてみましょう
ここは少し冷静になって、お互いの目線を少しでも近づける工夫をしてみてはいかがでしょうか。そのためには、今、自分が何についてどう不安に思っているのかを、ご主人に冷静に、具体的に伝えることが大切です。例えば、子どもの方が早く帰宅する場合はどうするのか、宿題を学童でちゃんとやったのか確認する時間があるか、友達関係が見えなくなってしまうことが不安…など。
不安を一つひとつ具体的に挙げて話し合えば、対策も、自分自身の気持ちも整理されていき、またご主人も共に考えることで、少しずつ自分ごとになっていくかもしれません。
また、入学をどのように感じているか、長男さんの気持ちも聞いてみましょう。
長男さんの気持ちを最優先に夫婦で話し合っている姿を通して、「自分は大切にされているんだ」という思いを子ども自身も感じ取ることでしょう。
忙しい時は、お子さん達やご主人にも手伝ってもらいましょう
イキイキと生活をされている大好きなママの姿を、お子さん達はちゃんと見てくれていると思います。
帰宅後は忙しく、心の余裕がなくなることもあると思います。疲れた時は、お子さんにも手伝ってもらってください。会話しながら一緒に夕食の準備をしたり片付けをしたり、子どもはお母さんの役に立てることで喜びを覚えます。
愛の充電は、時間の長さより質の高さです。それはお子さんだけでなく、お母さん自身も、ご主人・お子さんから充電してもらってくださいね。