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Q167.ママ友の子がネグレクト気味でわが家に入りびたり。ワーママの私も限界!

小2の息子の母です。息子の友達のことで相談があります。保育園のときからよく遊ぶお友達がいました。お母さんとも知り合いです。昨年離婚をされ、ますますお仕事が忙しくなったようです。コロナで一斉休校になったときから、お子さんが一人でよく家に遊びに来るようになりました。

「お母さんがいなくてヒマだから」と、ほぼ一日中我が家で遊んでいくこともありました。かわいそうだし、息子も喜ぶので、はじめは家にあげて、お昼を出したり、おやつを一緒に食べたり、遊んだりしていました。しかし、それが続くと、コロナ感染の心配と、子どもの放置ぶりの心配と、子ども二人分の世話とで、だんだん私がイライラしてきました。ときどき「今日は遊べないから帰って」と追い返すこともありました。

学校が始まってからも、学童帰りに息子と二人で我が家に帰ってきます。優しくしたい気持ちと、面倒くさい気持ちとの板挟みです。私だって働いて疲れているのに、どうしてよその子の面倒までみてあげなくてはいけないのよ、という気持ちも湧いてきます。また、あまり優しくして、このまま入り浸ってしまうと困るという気持ちもあります。私の冷たい態度にもめげずに毎日やってくるお子さんに、私はどう接したらよいのでしょうか。

A.優しくしたい気持ちと、面倒くさい気持ちとの狭間で、あなたの心の悲鳴が伝わってきます。

家事に、子育て、お仕事とよく頑張っていますね。仕事から帰ってくると、疲れて心の余裕もなくなり、色々なことが煩わしくなります。ましてや、子どもの友達の面倒まで見ているあなたは、素晴らしく温かい人です。優しくしたい気持ちと、面倒くさい気持ちの狭間で、あなたの心の悲鳴が伝わってきます。

そして、人は、優しくされた経験があるから、人に優しくできるのです。きっと、お友達の心にもあなたの優しさは受け継がれています。あなたの悩みは、我が子だけにとどまらない尊い悩みです。

お家で遊ぶ時のルールを決めてみてはいかがですか。

毎日やってくるお子さんに接する一つの方法として、お家で遊ぶ時のルールを決めてみてはいかがですか。小学生になれば、ルールに沿って行動していくということも社会性を身に付けていく上で大切なことです。また、子どもたちと話し合っていく中で、お友達のことやお家の状況なども垣間見え、こちらの関わり方も見えてくると思います。

もう一つは、子どもの友達だからと言って、特別扱いする必要はありません。こんなこと言ったら可哀そうかな、嫌なおばさんと思われないかなどと考え、言いたいことも言えないとなるとストレスも溜まっていきます。しつけとして、ダメなことはダメと優しくハッキリ伝えること、約束の時間になったら、きちんと帰るなど、決めたルールを守らせることも大事なことです。

A.友達のお母さんに家で遊んでいることを伝えてみましょう。

そして、小学2年生くらいのお子さんは、お世話になった内容などを、家では上手に伝えられないこともあるでしょう。最近はアレルギーなどの問題もあったりするので、確認したいことや遊んでいる様子などを友達のお母さんに伝えてはいかがですか。話していく中で、家庭内の状況であったり、そのお母さんの考え方なども知ることができます。あなた自身の気持ちも整理ができたり、息子のお友達にどう接すればよいかが見えてくるのではないでしょうか。

心揺れながらも、お友達にふれ合っているあなたの後ろ姿を通して、息子さんにも豊かな心が育まれていくでしょう。

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