Q212.夏休みが来ちゃう。どうしたらイライラしない私でいられる?
小学4年生の娘、2年生の息子の母です。今年も夏休みが来ると思うと正直憂鬱な気持ちしかありません。娘は学童に行きたくないと言っていますが、一人にさせるのが心配で行かせる予定です。通常の家事に加えて、学童のお弁当が増えます。行き渋る娘のフォローや夏休みの宿題の確認など、どうやりくりしていこうか考えただけでも気持ちが滅入ります。パートナーは仕事が忙しく、協力が得られません。そんなパートナーを責める気持ちにもなってしまいます。昨年の夏休みは子どもに強い言葉で叱っていました。今年は子どもたちに怒りやイライラをぶつけないで過ごしたいのですが、アドバイスをお願いします。
A:一人で悩まない発想の転換をしてみませんか
精一杯子どもと向き合い、母親の役目を一所懸命、果たそうとする気持ちがヒシヒシと伝わってきました。夏休みは、子どもの生活の大半を引き受けなければと考え、憂鬱になってしまう親も多いのではないでしょうか。通常の仕事、家事の両立、さらに娘さんを気にかけているあなたの心や、生活が少しでも穏やかになるようにしたいものですね。
一人で悩まずに家族で話し合う時間を持ってみてはいかがでしょうか。一人ひとりが平等な立場で理解を深めながら折り合いをつけていくことが大切です。また、親の方から相談を持ちかけると子どもは大人扱いされたようで大変うれしいものです。
心を出しあって見えてくることがあります
例えば、学童に行きたくない理由はどのようなことでしょう。嫌なことがあったのか、あなたに寂しさのアピールをしているのか、もしくは思春期に差しかかると親への反発なども考えられます。まずは、娘さんの話をパートナーと一緒に聞いてみることをお勧めします。聞いてもらえることで子どもの心は安定し、何より親自身が娘さんとの関係で大事にするべきことが見えてきます。娘さんの意思を尊重し、学童に行く日数を減らしたり、学童通い自体を検討する道もあるでしょう。
また、パートナーに様々な感情が湧くのは自然なことですが、話し合いは「責め」ではなく「分担」視点で行ってみませんか。「私はこれだけ頑張ってるのに!」ではなく、「夏休みは物理的に一人では回らない」「身体的にきつくなる」など、私の状態を伝え具体的なタスクの分担を淡々と伝える方が伝わりやすいものです。例えば「土日は、習い事の送りをお願いしたい」「宿題のチェックを週に1回してもらいたい」「子どもを外に遊びに連れて行ってほしい」などと具体的に提案してみましょう。
もう一つ、「完璧にしない」ことをあなたの夏休みの目標にしたらどうでしょうか。
疲れない工夫をすることは「手抜き」ではなく「自分を守る力」です。