51.友達の言葉遣いを気にして相談
Q.中学生の娘から、「何でみんな、友達の言うことに、いちいち『うざい』とか、『自己チュー』とか、意味もないことを言うの?なんだかとってもカンジ悪いな。小学校の時に住んでいた場所の子と、この辺の子とは人柄が違うの?それとも何か理由があるのかしら。お母さん、教えて」と言われました。どう説明したらいいでしょうか。
A.意味のない、耳障りな言葉がどんなに人の心を傷つけるかを、娘さんはよく分かっているのですね。
また友達のことを「悪い子」と決め付けないで、「何か理由があるのかしら」と言える、優しい娘さんに育っていることは素晴らしいと思います。
そこで「うざい」とか「自己チュー」といった言葉を使わなければいけない友達はどんな思いなのか娘さんと一緒に考えてみることも大切です。
「もしかしたら、寂しかったり、相手のことをうらやましいなと思っていたりするのかもしれないわね。いいお友達になってあげられるといいわね」と、娘さんが、相手の立場になって考えられるよう、触れ合ってあげると良いでしょう。
そうすれば、娘さんの投げかけが、人間関係をまろやかにする縁となり、今以上に娘さんが成長していくきっかけにもつながっていくのです。
親が思いやりの心で子どもに触れていくと、子どもの心にも思いやりが育ち、やさしい言葉で育てていると、やさしい心が育つように、言葉は心の姿と言います。お母さん、どうか自信を持って、今まで通り、思いやりあふれる心で娘さんに触れ合ってください。