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Q134.高校受験の1週間前にアイドルの握手会に行くと言う息子…。

高校入試を間近に控えた中3男子の母親です。すべり止めの私立高校の受験日の1週間前に息子が大好きなアイドルグループの握手会があり、そこに行くと言うのです。私も主人も「ダメとは言わないけど、よく考えて」と伝えましたが、行かせたくない気持ちでいっぱいです。どうすればよいでしょうか。

 

A.本人の意思を尊重する素晴らしい考え方ですね

受験生を抱えるお母さん、入学する学校が決まるまでは何かと心配ですね。こんな大事な時期にそんなこと!と思うのも親心だと思います。
行かせたくない気持ちでいっぱいなのに「ダメとは言わないけど、よく考えて」と伝えられたことは素晴らしいですね。日頃から息子さんを一人の人格として認め、本人の意思を尊重しているからこそ言えた事だと思います。もし頭ごなしに「大事な時期だから行ってはダメ!」と否定したら息子さんは反発心も湧くでしょうし、行きたい気持ちを抑えて勉強したとしても集中できないかもしれません。

 

 

どんな結論を出しても快く受け入れてあげましょう

お母さんの言葉を受けて、息子さんなりに考えると思います。大切なのは、息子さんが考えて出した結論を尊重してあげることです。もし行くことを選んだら「気分転換に楽しんで来てね!」と快く送り出してあげましょう。
お母さんに理解された息子さんは、握手会を心から楽しむことができて、すっきりした気持ちで受験勉強に臨めるのではないでしょうか。心が満たされてはじめてやる気も湧いてくるものです。

 

安心して受験ができるようサポートする

受験は、人生における一つの通過点です。この事を通して、お子さんが生きていく上での大切な学び(判断力、決断力、責任のとり方など)がきっとあるはずです。
お母さんは、食事や睡眠など体調に気を配り、受験当日に息子さんが安心して持っている力を十分発揮できるよう、温かな愛情で見守ってください。

 

【体験談】あるお母さんのふれあいです!!

高1の息子は、一学期の成績がクラスで最下位になりました。親として言いたいことはいっぱいありましたが、子どもに訳を聞くと「受験を精一杯頑張ったから燃えつきてしまった」と自分の思いを話してくれたので「受験を乗り越えたあなたのことだからきっと大丈夫」と言うことができました。
すると息子は、夏休み明けの3教科テストでは、200人(学年)中40位までの成績になったのです。それを聞いてどれだけ努力したのだろうと涙が出そうでした。まだまだ苦手なものもありますが、細かいことに口を出しすぎず、努力する姿勢を認め、温かく見守っていこうと思います。

 

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