Q222.ステップファミリー。実子が生まれたらどうなる?(35歳・男性からの質問)
昨年、小学校3年生と5歳の男の子がいる年上の女性と知り合い結婚しました。いわゆるステップファミリーです。2人の子どもたちはとても可愛く、私になついてくれているので、良い父親になりたいと努力しているのですが、妻と子どもたちの絆の深さを目の当たりにすると、ふと孤独と虚しさを感じ、自分と血のつながった子が欲しいと思ってしまいます。でも、実際に我が子が生まれてしまったら、子どもたちに対する気持ちが変わってしまいそうで、自信がありません。どうしたらよいでしょうか。

A:家族の絆は、時間をかけて育つもの
二人のお子さんがいる奥さまと幸せな家庭を築きたいとの思いで結婚を決意されたのですね。お子さんを愛しく思い、良い父親になりたいという気持ちがあるからこそ、日々努力されている。その姿勢が何より素晴らしいことだと思います。
近年では結婚の4組に1組が再婚だそうです。あなたと同じように「ステップファミリー」として再出発をするご家族もたくさんあります。そして、奥さまとお子さんたちの関係性にあなたが孤独を感じたように、出来上がった家族関係から新たに家族を再構築していく「ステップファミリー」には様々な心の葛藤が起きやすいのだと思います。それだけにゆっくりと時間をかけて育んでいく必要があるのかもしれませんね。
あなたらしいカタチで
家族のカタチに正解はありません。あなたの家族には、あなたの家族らしくいられる距離感やカタチがあるはずです。無理に「理想の父親」にならなくても良いのではないでしょうか。今は、あなたがあなたのままで家族の一部になっていく過程にあるのだと思います。
今あなたが抱えている不安。一抹の寂しさを感じてしまうのはそれだけご家族を大切に思うからこそ湧いてくる気持ちであり、それ自体は自然な心の揺れです。ただ、不安に囚われてしまうと大事なものを見落としてしまいます。まずは目の前のご家族に目を向けてみてください。そして、奥さまやお子さん、さらにご自身の心の声に耳を傾けてみましょう。お子さんたちを「可愛い」と思えていることや、なついてくれていることは当たり前ではありません。すでに素敵な関係が出来上がりつつあるのではないでしょうか。
大事な人との対話を
また、愛する人との子どもが欲しいというのは、ごく当たり前に出てくる願いのように感じます。お子さんたちの「父親」であるという自覚があるからこそ、「血のつながりを欲している」ご自分の心を申し訳なく思うような感覚があるのかもしれません。
実子が生まれたら、子どもたちに対する気持ちが変わってしまいそうだと不安になっているあなたは、すでに立派なお父さんです。自信がないなんて謙遜されずに、そのような心で努力しているご自分に目を向けてみてください。今後実のお子さんが生まれたとしても、きっとお子さん全員にたっぷりと愛情をかけていけるはずです。
奥さまにはご自分の気持ちを話せていますか?人生のパートナーである奥さまと本心を出し合って相談しながら、今後のライフプランを考えていけるといいですね。ご家族のお幸せを心からお祈りいたします。
