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62.小学1年生の長男がお漏らしをします。もっとしっかりして欲しいのですが…

Q.1年生の長男が、このごろ、学校でお漏らしをします。家の中でも私にまとわりつくことが多く、3歳の二男がいるので、もっとしっかりして欲しいのですが、どうしたらよいでしょうか。

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A.子どもが学校に通うようになると、急に大きくなったような気がしますね。でも、小学校1、2年生は幼稚園の延長。まだまだお母さんの愛情が欲しい時期です。お母さんにまとわりついてくるのは、下の子ばかりに心が向いているお母さんに、「ボクのことを見て」とサインを送っているのです。学校でのお漏らしも、お母さんに甘えたいという気持ちの表われの一つかもしれません。

どうぞ、お漏らしをした子どもさんを叱らないでください。おしっこが出ることは、健康な証拠。ただ、場所と時を間違えてしまっただけですから、子どもの心の傷にならないよう、「失敗しちゃうことはみんなあるのよ」と、大きな気持ちで受け入れてあげてください。そして、トイレに行きたくなるのは決して恥ずかしいことではなく、「行きたくなったら、先生に話していいんだよ」と、子どもさんが自分を表現できる子になるよう触れ合うことが大切です。また、「おしっこが出なくても、休み時間にトイレに行っておくと、お漏らししなくてすむよ」と伝えることで、子どもの「自己管理」の訓練にもなります。お漏らしを、教育のチャンスとして生かしましょう。

「1年生は人生の一大転換期」――と東京家庭教育研究所では受け止めています。45分間じっと座って授業を受けるのも、大勢のお友達と触れ合うのも初めて。1年生は、新しい環境に置かれ不安でいっぱいなのです。ですから、お母さんは、まず子どもが学校へ行く時と帰って来た時に、スキンシップを心がけてください。そして、学校であった楽しいこと、嫌なことなど、子どもの話しによく耳を傾け、子どもの実態を見極めた上で、不安を解消するやさしい言葉をかけてあげてほしいと思います。

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