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Q195.娘夫婦の激しいバトルが心配。親として何かしてあげられることはあるでしょうか?

同じ敷地内に住む娘夫婦の相談です。2歳半の子どもを育てながら娘はフルタイムで仕事をしています。夜間の仕事をしている婿に家事育児の協力をお願いしているようですが、分担した家事をしません。娘が忙しい時に「子どもをみてほしい」とお願いした約束も携帯に夢中で、面倒をみてくれないことに怒りが爆発します。

先日も娘の怒りが頂点に達し、お互いに大声になり、婿は夕飯の乗ったテーブルをひっくり返し、娘が婿につかみかかり大喧嘩となりました。大声で感情をぶつける娘に対し、婿は手を出すと勝てることが分かっているので反撃はしないものの、グーパンチで壁に穴、ガラス戸を割る、携帯を割るなど物にあたる行動に出ます。

娘も大変なことは分かりますが、共働き男女平等をふりかざす様子をみると、母親が育児、家事を主でするものと思ってきた昭和生まれの私にとって、夜中の仕事をし、日中眠いなか、努力をする婿の方がかわいそうになってしまいます。 娘のフォローをするにも私も仕事を持っています。2歳の孫への影響を考えると、私は娘とどうふれあっていけばいいのでしょうか。

A.娘さんの怒りはどこからくるのでしょう

毎日のお仕事おつかれさまです。娘さん夫婦が敷地内に住んでいるとのこと。激しいバトルを肌で感じるほど日常を見守り、夫婦のバトルによるお孫さんへの影響を案じていらっしゃるのですね。そして、お婿さんのお仕事を理解しつつ心配りされている温かいお義母さまでもいらっしゃいます。

分担した家事や子どもの相手をお願いしてもやってくれない、という娘さんの怒りはどこからくるものでしょうか。

例えば、夫が子どもとふれあうなかで、パパの存在をすこしでも感じてもらいたい、などの思いもあるかもしれません。努力する貴方をみて育ってきた娘さんだからこそ、相手を責める言葉の裏には上手くいかないことへの不安、不甲斐ない自身への苛立ちや切なさもあるのではないでしょうか。また、世代の違いに目を向けてみると、娘の方からつかみかかるなど “ありえない”と思ったり、夫婦関係の在り方にギャップを感じてしまう話も伺います。

男女平等は、同じことをするという意味ではなく「どのようにお互いを尊重していけるか」その大切さを家庭教育ではお伝えしています。

とはいえ、「尊重しあう」ことの難しさは、誰しも経験しますね。現代の夫婦をとりまく環境は、少し前とは異なり情報があふれ、厳しさのなかで家族を造っていくことは大変であり、それぞれの形で試行錯誤している現状があります。

娘さんに寄り添い、支えてあげてください

始めからできあがった家族などありません。娘さん家族は今、夫婦で土台づくりをしている真っ最中です。始まったばかりです。がんばっている時ほど「だれもわかってくれない」という切なさも湧くものです。当事者はなかなか冷静に相手の立場でみることができません。側にいるお母さんが二人の様子を冷静に見あげられる存在ではないでしょうか。

娘さん夫婦は「思いを伝えられない」「伝わらない」ところから、時にはぶつかりあって

お互いを理解するために話し合いが必要なことを体験しています。

「今そんな思いでいるのね」と娘さんの満たされない思い、孤独感を受けとめ、寄り添ってあげてください。

そして、娘さんの心が落ち着いたときには、結婚当初から完璧ではなかったご自身の失敗談や、怒りが湧いた体験などを話してみてはいかがでしょうか。

「娘の気持ちをわかりたい」「いいふれあいをもちたい」という貴方の深い愛情は言葉にのって必ず伝わります。貴方の子どもである娘さんはその温かさに支えられ、子どもや夫と共に成長していくのです。

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