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86.文句ばかり言う同居の義母にイライラします

Q.我が家は義母がよく買い物に行ってくれます。協力してくれることは助かるのですが、帰ってくるなり「重かった!!」などと大騒ぎするので困ります。「そんなに大変なら私が行くのに。私に言ってくれればいいのに」と、自分の感情が不満でいっぱいになります。

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A.お義母さんとお嫁さんで家事を協力して生活している、素敵なご家庭ですね。このように不満な感情が出てしまうことに気づいて問題意識を持つことは、お義母さんとよりよい関係になりたいという優しい気持ちの現れだと思います。

「重かった」という言葉には、「買い物へ行って役に立ててうれしい」という達成感と、「認めてもらいたい」という気持ちがあるように思います。

誰もが「自分のできることで役に立ちたい」という心を持っていて、その行動を「喜びで認めてもらいたい」と願うものです。喜んでもらえたり、認めてもらえたとき、相手や自分の立場に感謝できるものなのです。それが「重かった!」の言葉になるのだと受けとめて、「ありがとうございます。助かりました。お母さん、重かったでしょう」と、共感しながら、喜びを現してはいかがでしょうか。また、時には「今回は私が買い出し行ってきます! お母さん、どうぞ休んでいてください」と伝えると、あなたのやさしさに触れ、うれしく思うことでしょう。

毎日ふれあう身近な家族でも、複雑な心が動くこともあります。不満の感情を自分の中でごまかさず正直にみつめることは、長い同居生活の中でとても大切なことです。

お義母さんとお嫁さんは世代が違うので、かみ合わないことも多々あることと思いますが、日頃から、たわいのない会話を心がけたり、行動を共にしてみたりして、お互いに相手の思いを知り合う場面を増やしていきたいものです。

前向きな気持ちと言葉のかけ合いが、家族のコミュニケーションを深め、明るい家庭を創っていくことでしょう。

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