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38.乱暴な言葉づかいの息子に唖然

Q.3年生の男の子を持つ父親です。外でボール遊びをしている子どもたちの会話を何気なく聞いていると、一人言葉づかいの荒い子がいました。「ふざけんなよぉ」「おまえ、バッカじゃないの」…。暴言を吐き、相手をののしり、聞くに耐えない言葉を使うのです。誰かと思って見てみたら、何とわが息子。その場で注意していいものか、そっと見守っていればよいのか悩んでしまいました。

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A.ともすると聞き逃してしまいがちな遊びのなかで、息子さんの言葉づかいに気を留めることができるお父さん、素晴らしいですね。きっと、「子どもを育てるのは自分の責任」と、日頃から心がけていらっしゃるのでしょう。子どもの暴言は一見、「マイナス」に思えますが、そのなかにたくさんの「成長の芽」が隠れているのです。

その”芽”を伸ばすために、注意をするときに気を付けてほしいことがあります。一つは、子どもを友だちの前で叱らないこと。幼くてもプライドがあります。「ちょっといい?」と声をかけ、遊びの輪から離れた場所に子どもを誘うといいですね。そして、まず、子どもに尋ねてみてください。「お父さん、聞いててドキッとしたぞ。ああいう言葉を使うのはどうかと思うけど、何かあったのか?」と。親はつい、「何やってるんだ!」と頭ごなしに叱ってしまいがちですが、それでは、子どもの心に何も響きません。大切なのは「もう二度と、あんな言葉は使わない」と、子ども自身に思ってもらえるよう触れ合うことです。それには、お父さんが、子どもと同じ「土俵」に立って注意することが大切です。たとえば、「お父さんもときどき、『おまえ、バッカじゃないの?』って言っちゃうよな。ああいうとき、おまえも傷ついているんだよな。ごめんな」と親自身が反省し、「お互いに腹が立っても、人が傷つく言葉は決して使わないようにしような」と伝えるといいのです。

小学3、4年生は社会性を身に付ける時期です。思いやりや、相手の立場になって考えること、言葉によって人を傷つけてしまう場合もあることが理解できるようになったら、それは素晴らしいことです。そういう意味で、今回のような出来事は「マイナス」ではなく、人間関係や社会生活のあり方が学べるチャンスなのです。子どもとの触れ合いのなかで、「友だちを思いやれる子に育ってもらいたい」というお父さんの願いが伝えられたらいいですね。

Point.友だちの前では叱らない
友だちの前で叱られるとプライドが傷つけられ、反省するよりも親への反発心が強くなってしまいます。親自身も子どもの姿から学び、これまでの自分を振り返りながら、子どもに注意をしましょう。

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