79.小学2年生の息子が友達と一緒に悪いことをします
Q.小学2年生の男の子です。1人の時は普通なのですが、友達と一緒になると悪いことをします。
A.小学生期は自分の中に善悪良否の判断ができるように成長してくる時です。従って、そのことを学んでいく時期でもあるのです。小学2年生は、悪いことを覚える時期です。3年生になると良いことがわかって、4年生になると、それが子どもの中に根づく時であると同時に、群れて遊ぶことが大好きな時。従ってその延長の中でついやってしまうこともあるのです。そこで大切なことは、その出来事、経験を通して、「これはしてはならないことなのだ」と子どもに納得してもらえるようにすることです。「あなたが、そういうことをされたら、どう思う?」と、相手の立場にたって考えられるように触れ合うことが大切です。「平気だよ!」と言ったら、「じゃあ、やってみる?」と問い返せばいいのです。その時の真剣なお母さんの心が必ず子どもに伝わっていきます。大切なのは、本人が「これはいけないことだ」と心から感じ、これからは決してしないと思えることです。
また、仲間からしてはいけないことを「やろう」と誘われた時に、「ボクはしないよ。それはしちゃいけないことなんだよ」と言える子どもに育てることです。人に迷惑のかかること、生命に危険がおよぶことはどんなことがあってもやってはなりません。小さいころからそれを理解し、自分が正しいと思ったら、仲間外れになっても胸を張れる子どもに育てていく。そのために、お母さんの中にしっかりとした価値観が構築されていることが大切です。