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39.危ないことをしたがる息子の暴走を止めたい

Q.3年生の息子はじっとしていられません。高い塀に上ったり、自転車で暴走したりと、危険なことが大好きです。車と衝突し、骨折してからは車だけには注意するようになりましたが、それ以外の行動は以前と変わりません。何度言っても言うことを聞かず、ハラハラのし通しです。効果的な注意の仕方はありますか。

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A.息子さんは、経験を通して学んでいくタイプなのですね。でも、いのちにかかわるような危険は困りますよね。「効果的な注意の仕方を」というご相談ですが、いちばん効果があるのは、お母さんが「あなたが車と衝突して骨折したとき、あなたが死ぬかと思った。あなたが危険な目にあって、もしも死んでしまったらお母さんはとてもつらいから、危険なことだけはやめてね。お願いよ」と、心を込めて親の思いを伝えることではないでしょうか。ほんとうに心配している母親の愛情が伝われば、きっと行動が変化します。「お母さんが心配するだろうな、これをやっちゃいけないな」と、突っ走る前に、立ち止まってくれると思うのです。

もう一つ大切なのは、どんなことが「危ないこと」なのかを、具体的に子どもに教えてあげることです。公園の池の周り、車の通りの多い道、高い塀…。子どもが近づいたり、上ったり、走ったりすると危険な場所は、身近にいっぱいあるはずです。そうした場所がなぜ危険なのか、大人は長年の人生経験から予測できますが、子どもは経験がないため分かりません。ただ、「走りたい」「上ってみたい」から、危険だとは思わずに行動に移してしまうのです。「百聞は一見に如かず」と言いますから、危険な場所に一緒に行って、具体的に説明してあげるといいでしょう。もう小学3年生。きちんと伝えれば分かってくれます。ぜひ、試してみてください。

Point.親の思いをきちんと伝える
具体的に何が危険かを教えるとともに、自分の身体が傷つくだけではなく、事故が起きると大勢の人に迷惑がかかり、家族や周囲の人が悲しむことも教えていきたいものです。

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