バナー

Q129.友達とゲームばかりでコミュニケーション能力が育たないのでは?

小3男子の親です。子どもたちの間で携帯ゲーム機が流行っていて「持っていないから仲間に入れない」と泣かれたので、迷いながらも購入しました。ですが友達同士で遊んでいてもほとんど会話をせずに別々でゲームをしています。これでは人とのコミュニケーション能力が育たないのではないかと不安です。

 

A.時代と共に子どもの遊びは変化していく

わが子が仲間に入れないと聞けば、切なくなるのが親心です。そんな思いで買ってあげたゲームなのに、ほとんど会話もせずに遊んでいる姿を見るとこれで大丈夫かと心配になりますね。人との関わりを大切にしているお母さんなのだと思います。
子どもの遊びは、時代と共に変化していきます。ゲームはすぐに達成感をあじわうことができる身近なアイテムといわれています。親はそれをどのようにみていくことが大切なのでしょうか。

 

 

遊びの中で学んでいること・感じていることを共有しましょう

それぞれ別々にゲームをしているようですが、子どもの心としては仲間と一緒に遊んでいるのだと思います。親から見て少々心配と思われることでも、まずは子どものありのままの姿を受け入れ、こちらから子どもの心に寄り添ってみましょう。 「今日はどんなゲームで遊んだの?」「強いボスは倒せた?」「どこのステージまでクリアできた?」「○○ちゃんも上手なの?」「すごいね~」などと声をかけ、共感してあげましょう。自分が興味をもっていることを認めてもらえると誰でもうれしいものです。認めてほめてもらえるとさらにうれしくなって、普段話さないことでも活き活きと話してくれるでしょう。ゲームをきっかけにお友達の話も聞けたり、親子のコミュニケーションを深められるチャンスです。
どんな遊びの中でも学んでいることが必ずあります。子どもさんの話の中からそれを発見し、一緒に喜んであげましょう。きっとゲーム以外にも学習面や情緒面などさまざまな能力を伸ばすのに、この体験が生きてくるはずです。

 

ゲームだけでなく色んな遊びを通して成長していきます

その上で心配しているお母さんの気持ちを伝え、ゲームをする時のルールを考えることもよいと思います。この時期は遊びの中で集中力、決断力、創造性、協調性、連帯感などのあらゆる能力の開発が行われます。時には他の遊びも提案して、親子で一緒に楽しむ機会を持てるといいですね。
少々大人の頭を悩ませるゲームですが、考え方、ふれあい方次第で親子のコミュニケーションツールになるのです。ぜひ実践してみて下さい。

 

【体験談】あるお母さんのふれあいです!!

建物や村を自分で作っていくゲームにはまっている息子。今までは「すぐにやめて勉強しなさい!」と言っていました。家庭教育を学んでからは、息子の心に寄り添いながら、「今はどんな建物を建てているの?」「1階の部分ができあがったら宿題する?」というふれ合いをするように努力しました。すると、自分でも「ここまでやったら勉強する」というようにスケジュールを考えて行動できるようになってきました。息子の興味に合わせて実際に珍しい建物を一緒に見に行ったりもしています。今では息子の興味も広がり、親子のコミュニケーションが深まっています。

 

トップに
戻る