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Q163.子供に優しく接したいのですが、忙しくてつい怒ってしまいます。

保育園のお迎えをすませ帰宅後、洗濯物を入れて、夕飯を作って、家事を一人でこなさなければいけない。そうこうするうちに兄弟げんかが始まったりすると、つい「うるさ~い、静かにしなさい!」などと怒鳴ってしまう毎日に、もうパンク寸前。本当は、もっと優しくしたいのに…。どうしたらいいですか?

A.心のエネルギー消耗しています!

「ワンオペ育児」という言葉が出回っていますが、パートナーが様々な理由で不在だったり仕事で遅いとなると、一人で全てを抱え込んでしまうお母さんの大変さは言葉で表現できないほどです。かわいい自分の子どものはずなのに、なんだかイライラして、つい怒りすぎてしまいますよね。

お母さんも頑張ってお仕事しているように、子どももお友達と仲良く過ごすために、たくさんのエネルギーを使って頑張っています。家に帰ってくると、安心してお互いに自分を出し合うことからケンカになることもあるでしょう。そんな状況や子どもたちの気持ちを理解しながら、少しだけ心を通わせる時間を取ってみてはいかがですか?

10秒間でも愛の充電

お母さんも子どもも外で頑張るには、家庭での“愛の充電”が大切です。帰ってきて忙しいお母さんですから、ずっと子どもに向き合ってばかりはいられないですね。やらなければならない、ゆずれないと思っている貴重な時間ですが、ちょっと見方を変えて10秒間をひねり出してみませんか?たった10秒、されど10秒。わずかな時間ですが、子どもの心を落ち着かせることができます。

例えば、「どうしたの?○○ちゃんも保育園でよく頑張ってきたから疲れちゃったのかな?今、ご飯作っているから、あとでゆっくりお話聞かせてね。」と、子どもの心に寄り添いながら、ぎゅーと抱きしめてみましょう。子どもはお母さんのぬくもりを感じ安心感に満たされて落ち着きます。優しい言葉とスキンシップがエネルギーとして心に充電されるのです。

何よりも抱きしめるお母さん自身の心が優しい気持ちになれます。そうしたふれあいを日々積み重ねることで、親子の信頼感が深まり、子どもの心に「お母さんに愛されている」という自己肯定感も育まれていくのです。

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