Q147.野菜を食べない子どもにバランスよく食べさせたいのですが…
5歳の男の子です。野菜嫌いで、ほとんど野菜を食べてくれません。食事の時間は決めているのですが、食べ終わって少し経つとおやつを欲しがり、甘い物ばかりを好んで食べます。何でもバランスよく食べさせたいのですが、どうしたらよいでしょうか。
A.好みに合った野菜の食べ方を探してみましょう
お野菜でも何でも食べさせたい、というのは、健康にすくすく大きくなって欲しいと願うお子さんへの深い愛情があればこそですね。「食」に対しての情報も多種多様なこの頃ですが、バランスよくということはとても大事なことです。日頃から、苦手な野菜を細かく切ってハンバーグに混ぜるなど工夫をしていることでしょう。
成長に従い嗜好も変化するという大らかな見方もしながら、味が苦手なのか、匂いが嫌いなのか、歯触りがいやなのか、それに応じた工夫もできるかもしれません。
お子さんは、なぜ野菜が嫌いで甘いものが好きなのでしょう。
おやつを減らすことでご飯がもっと美味しくなる
「嫌いなものを食べなくても、ママにねだればおやつをもらえる」と分かれば、好きな甘いものだけでお腹は満たされます。お母さんは、どんなに子どもにせがまれても、「おやつは決まった時間に適量だけ」という覚悟と忍耐が必要です。ちょこちょこと短い間隔で食べ物を摂取するよりも、ぐっとお腹を空かせてから食べる食事は、より美味しく感じられます。
「空腹は最高の調味料」とも言われますからね。
楽しい食事の中で苦手なものにもチャレンジ!
幼児期は大好きなお母さんの気持ちが伝わりやすいので、美味しいものは大げさに「このトマトさん、あまーい!」「キャベツ、シャキシャキいい音だね」など食事が楽しいひと時になるといいですね。その中で、少しずつ苦手なものもチャレンジしようという気持ちも育つでしょう。お子さんが頑張って一口食べられたときには、「頑張ったね。お母さん嬉しい!」と思い切り褒めてあげて下さい。大人になるにつれて食べられるようになるものもありますので、お母さんは焦らずに根気強くふれ合っていきましょう。