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01.友だちづくりの苦手な娘が心配

Q.1年生の娘は、学校の休み時間を一人で過ごすことが多いようです。幼稚園で一緒だった友だちのほとんどが隣の学校に通い、顔見知りがいないからかもしれません。娘から、「寂しい」「学校に行きたくない」という言葉は聞きませんが、私は「友だちが少ないと、社会性が身に付かないのではないか」「誰とでも仲良くできる娘になってほしい」と案じています。

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A.お母さん、とても心配ですね。でも、娘さんはほんとうに、いつも休み時間を一人で過ごしているのでしょうか? 娘さんに「お友だちと遊ぶこと、まったくないの?」と聞いてみてはいかがでしょうか。先生に学校での様子を聞いてみてもいいですね。

そうして実態を見極めた結果、ほんとうに友だちがいなかったとしても、それを「だめ」と否定しないでください。一緒に遊ぶ友だちがいなくても、そのなかで頑張っているわが子を、まず認めてあげてください。娘さんは寂しいと言わなくても、ほんとうはとても寂しさを感じているのかもしれません。それをお母さんに言ったら、悲しむだろうなと思って、胸のなかにいっぱいためているのかもしれません。新しい環境のなかで一生懸命に馴染もうと努力して学校に行っていることを、ほめてあげてほしいのです。

その上で、楽しい学校生活を送るためにはどうしたらいいのかな、と考えてあげてください。たとえば、「お友だちができるともっと楽しいよ。 だから、ママと一緒にお友だちをいっぱいつくろうね。お友だちは声をかけないとできないんだよ」と話しかけながら、一緒に努力していけばいいのです。その一歩として、お母さんが、人と仲良くする姿をたくさん見せてあげるといいですね。子どもが、「今日はお友だちできたよ!」と、帰ってきたら、「よく努力したね、すごいね」と喜んであげてください。

Point.子どもを認めてあげる
友だちなんてほしくないと思っている子どもはいません。みんな仲間がほしいはずです。「積極的につくりなさい」とは言わずに、つくろうとしている気持ちを認めながら、なかなかできない寂しさを、お母さんの愛情でカバーしてあげることが必要です。

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